今や「人が追っかけてくる数の多さ」はアイドルも顔負け。
私は昔からアイドルなどには興味がなく、追っかけもやったことありません。
しかし同じ関西に胡錦涛がくるのに黙っていられるかっ!
この前は生まれて初めてデモに参加しましたが、今回は生まれて初めて「追っかけ」をやりました。
いろいろなサイトで胡錦涛の情報を調べ、いくつかの選択肢を検討。
(1)午前中は法隆寺や唐招提寺に行くようなので、そこで待ち伏せ
(2)15時ごろからJR奈良駅発のデモに参加
(3)伊丹空港から中国に帰るようなので、そこで待ち伏せ
はー、迷う。どれにしようか。
(2)のデモはすでに胡錦涛が奈良から去った後なので「追っかけ」にならないということで泣く泣く却下。
お寺と伊丹空港、迷ったのですがお寺の方が主張しやすそうな野生の勘が働いたのでお寺に決定!
どこのお寺にするかですが、これも野生の勘で唐招提寺に決定!
(全部きちんとした根拠がなく「なんとなく」。下調べの意味なし!)
私の綿密なリサーチによると唐招提寺に朝の10時頃つけばいい感じらしい。
路線検索すると1時間40分ほどかかるので、8時過ぎに家を出れば間に合う。
「完璧に準備」を終えて眠りにつき、起きたら朝の10時だった。
しかし私は焦りはしない。
布団から素早く起き上がって顔を洗い、落ち着き払った様子で持って行こうと思っていたものをカバンに放り込み始めた。
(準備してないじゃん。)
昨日から分かってはいたが外は雨。しかも気温が低そうだ。
着ようと思っていたセーターを押し入れの奥から引っ張り出し、いざ出陣。
ちなみにカッパも持って行こうとしたのですが、「あれー、ここにあると思ったのにー」とか独り言いいながら結局見つけられず断念。
颯爽と電車に乗り込み、携帯で現在の唐招提寺の様子をチェック。
するとすでに相当の規制がかかっており、中に入るのは完全にダメ。
しかもチベット支援者たちは駐車場に追いやられている模様。
更にこのまま行くと私が到着したときには胡錦涛は唐招提寺を出ている。
ほんの少しの寝坊でこんなに予定が狂うとは。
しかしそんなさまざまな困難があっても決してうろたえないRecommenderなのです。
携帯で代替案を綿密にリサーチ。
するとこの後胡錦涛は「奈良県新公会堂」で昼食をとることが判明。
奈良県新公会堂は近鉄奈良駅から歩いていけるとのこと。
次の駅で降りて乗り換えして唐招提寺に行こうとしていたのですが、このまま乗っていると近鉄奈良駅に行ける。
私は乗り換えをせず、そのまま奈良県新公会堂へ向かうことにしました。
近鉄奈良駅に着いてみると驚くほど警察が多いんです。
奈良県新公会堂にてくてく歩いて向かっている途中も警察の集団がそこかしこにいます。
しかも道路には一定間隔で立っている。
とにかくすごい数です。
よく見ると奈良県警だけでなく京都、愛知、長野、兵庫など他府県からも来ていました。
意外と早く奈良県新公会堂に着いた(12:30ごろ)のですが、すでに胡錦涛は中に入ってしまった模様。
私は飯も食わずにここまで来ているのに(自業自得)胡錦涛はおいしい昼食を食べているのだな。
当然ですが奈良県新公会堂の中には入れないので(入り口には警察がごろごろいました。)出てくるのを待つことに。
そうそう、歩いていたら警察に職質されましたねー。
噂には聞いていたのですが本当にされるとは。
しかも噂ではカバンの中やポケットの中なども調べられるとか。
チベット国旗を持っていないかどうか。
おかしな話ですよねー。
幸い私は朝時間がなかったためチベット国旗を印刷できず(ほんと準備してないなぁ)持っていませんでした。
結果的にカバンの中を見せてくれまでは言われませんでしたが、チベット国旗を持ってたらダメって法律ないでしょ?
やっぱりおかしい。
携帯で情報を調べたところ13:00から14:30の間に胡錦涛が出るらしい。
(はっきりと分からないのでつらかった。)
それまでちょっと退屈だったので鹿を撮ったりしてました。
それにしても寒い。
雨で濡れているのもありますが、それだけでなく気温が低い。
最近やっと暖かくなってきたと思っていた矢先にこの寒さ。
カメラを持つ手がかじかみます。
しかも実は少し風邪気味だったので咳が悪化し始めました。
寒さを我慢しつつどこから撮影しようか迷っていたところ、マスコミのカメラなどが少し集まっているところを発見。
私がざっと見たところチベット支援の方々が集まってところが分からなかったので、今回は声を上げる方ではなく撮影に専念することにしました。
待っていると警察官が近寄ってきて「もうすぐでてきますよ」と教えてくれました。
私のすぐ横に胡錦涛を一目見ようと集まっていたおばさんがいたからです。
無知とは怖いものです。
「中国の一番偉い人やから見たい」などと言ってましたよ。
と、突然、警察車両が動き始めました。
13:30ごろです。
チベット支援者の方が何か行動されるかもしれない。
その瞬間を撮影しようとカメラを構えます。
車列を撮影していると「フリーチベット」の声が聞こえてきました。
急いで駆け寄ってみると男性が数人の警察官に取り押さえられていました。
その一部始終を撮影した動画です。
※一部修正しました。
この方は胡錦涛の車が見えたときに「フリーチベット」と言いながらチベット国旗を出したようです。
(瞬間は見ていないので予想です。)
取り押さえられながらもご自身の主張を落ち着いた様子でおっしゃっていました。
また、警察がチベット国旗をぐちゃぐちゃにしていたことを指摘。
(胡錦涛に見られないようにぐちゃぐちゃにしたと推測)
「一国の旗ですから丁寧に扱ってください」
とおっしゃるあたり非常に紳士的ですね。
私はこの方の勇気と志の高さを心より尊敬します。
しかしこんなことで拘束されるのはおかしいと思いませんか?
動画を見るとロープを張ってある「向こう側」で取り押さえられています。
これが
「男性がロープの向こう側に入った後に取り押さえられた」のか
「ロープのこちら側にいた男性を取り押さえる最中にロープの向こう側に入った」のかは分かりません。
しかし仮に男性がロープの向こう側に入ったからといってこれほど過剰な拘束の理由になるのでしょうか?
もしもそれが理由だとしたら、チベット国旗をぐちゃぐちゃにして胡錦涛から見えないように隠したのはなぜでしょうか?
長野の聖火リレーから始まり、胡錦涛が来日してからの連日、警察が日本国民の表現の自由、言論の自由を不当に妨害している映像はさまざまなところで見ることができます。
胡錦涛は中国へ帰りました。
私は結果的に彼が来日して良かったと思っています。
彼が来日したことで確実に日本国民が中国の実態に興味を持ち、そして知りつつあります。
それは当然、長野や東京、大阪、奈良、その他各地で行われた「フリーチベット」の活動の賜(たまもの)です。
もしも日本国民が今回の来日で何もしなかったら日本国民は中国の実態に興味を持たなかったでしょうし、世界中からも笑いものにされていたでしょうね。
「少しイベント的な盛り上がりもあったのでは?」
と言われると確かにそういう点もあったのかもしれません。
しかし実はそうでなかったと証明するためにも、今後もデモなどの活動を行っていく必要があると思います。
(証明するために活動するわけではないのですが。活動を続けることが結果的に証明になる、という意味です。)
オリンピックが終わって「フリーチベット」の活動も終わってしまったら、それこそチベット自体の運命が終わってしまいます。
「自分一人が何かしても変わらない」
「みんながやってくれているから自分はやらなくていい」
そんな考えがある方は捨ててください。
私も含めてそんな考えを捨てた方々が行動した結果、今回の活動につながっているのですから。
まだあまりチベット問題がどういったことなのか分からない方は、とりあえず中国とチベットについて調べてみましょう。
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